2015年6月27日

税の天引き10.21%時代のピッタリ払い

会社が個人に報酬を払う場合、通常、所得税を天引きする。その率は10%なので、報酬が30,000円なら3,000円を引いて、27,000円を個人に振り込む。引いた3,000円は会社から税金として国(都、県?)に納める。

で、よくやるのが、税金分は会社が持って、個人への振込が30,000円ピッタリになるようにするパターン。その計算は簡単で、数字を「並び」で請求してもらえばよい。例えば、33,333円請求してもらって、10%天引き後の30,000円を個人に振り込み、税金10%の3,333円を税金として納める。

ところが、現在は東日本大震災の復興税が追加されているため、天引きする税金が10.21%になっている。これでピッタリ払いをするのはとても計算が面倒。

計算式は→ 請求してもらう額=(ピッタリ額) / (100%-10.21%)

30,000円ピッタリ払いたければ、30,000 /(100%-10.21%)…
とても暗算できない。

なので、表を作ってみた。

税引き10.21%時代のピッタリ払い計算表
ピッタリ払い額 請求してもらう額 納税額
1,000 1,113 113
3,000 3,341 341
5,000 5,568 568
7,000 7,795 795
10,000 11,137 1,137
20,000 22,274 2,274
30,000 33,411 3,411
40,000 44,548 4,548
50,000 55,685 5,685
60,000 66,822 6,822
70,000 77,959 7,959
80,000 89,096 9,096
90,000 100,233 10,233
100,000 111,370 11,370
110,000 122,508 12,508
120,000 133,645 13,645
130,000 144,782 14,782
140,000 155,919 15,919
150,000 167,056 17,056
160,000 178,193 18,193
170,000 189,330 19,330
180,000 200,467 20,467
190,000 211,604 21,604
200,000 222,741 22,741
250,000 278,427 28,427
300,000 334,112 34,112
400,000 445,483 45,483
500,000 556,854 56,854
600,000 668,225 68,225
700,000 779,596 79,596
800,000 890,967 90,967
※計算は切り捨て方式

(追記)
手取額が89,7900円を超えると税率が変わるんだそうだ。
そのへんよくわからないので割愛した。